1953-12-08 第18回国会 参議院 通商産業委員会 第5号
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。年末手当につきましては、目下団体交渉を継続中でございますが、ほかの各現業もおおむね団体交渉を継続中でありますので、ほかとの均衡を絶対に失わないように、職員の日頃の勉強、努力に報いるようにいたしたいと私は存じております。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。年末手当につきましては、目下団体交渉を継続中でございますが、ほかの各現業もおおむね団体交渉を継続中でありますので、ほかとの均衡を絶対に失わないように、職員の日頃の勉強、努力に報いるようにいたしたいと私は存じております。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。他の各現業と申上げましたのは、三公社、五現業のことでございます。その団交の継続中でございますから、それと均衡を失わないようにと、こういう考えでございます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。お説のようにまあ戦前は日本の輸出貿易の大宗としまして生糸が重きをなしておつたことは今から考えますと夢のような話であります。七十万俵もできて、五十万俵も輸出ができた。ところが現在のところでは約二十四、五万俵しかできないので、そのうちで七万俵ぐらいしか出ておらん。これは誠に残念なことであります。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。只今の輸出の非常に何といいますか、出ないということは、お説の通りに二十二、三万円程度ならどんどん売れると私も伺いましたし、又そういう事実がアメリカ方面にはあるようであります。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。
○国務大臣(岡野清豪君) 藤田さんの仰せのことはよく私にはわかるんです。わかりますけれども、私といたしましては、これは金持が贅沢して、ほかの者が指を食わえて、そうして社会不安を起すのと同じことなんで、公平化というものをこの際十分尊重しなければならんと思います。でございますからそういう残酷な私は気分にはなれないのです。
○国務大臣(岡野清豪君) 私の伺います点におきましては、恐らく国体交渉が今進んでおりまして、話合いつあるわけでございますから、その団体交渉に待つよりほかに方法はないと思います。併し私の考えを率真に申上げるということになりますれば、私は一般公務員並みということが一番穏やかではないか、こう考える次第でございます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。最後の予備金の支出でございますが、これは予備金は予備金でございますから、幾らかのやはり予備金がし内容とか、それから過去において予備金をどんなふうに使われたかということについては、政府委員から御答弁いたさせます。 それから先ほどお述べになりました見込の数字、これも実はきちつと私も断定できませんから、政府委員から御答弁いたさせます。
○国務大臣(岡野清豪君) 先の国会におきまして昭和二十九年度予算の編成等に関する意見の御説明をいたしますようにお申出がありましたが、予算編成につきましては経済審議会の結論も出ましたのでここに御説明申上げます。
○国務大臣(岡野清豪君) 実は私経済審議庁の長官としましては、これは米価なんかは消費者価格は上げないほうがいい、これは原則として考えております。ただ問題は今の情勢が非常なインフレ気がまえになつておりまして、それでこのインフレはどうしたつて阻止しなきやならない、こういうことが原則として大きく打出されるわけであります。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。新聞に出ておりますのは我々もやはり通産省なり経審に関連がございますので、いつも管理庁長官に質問しているのでございますが、まだああいうものは想像の域を脱しません。非常に極祕裡に作業を進めているようでございます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申し上げます。 われわれは手放しの自由放任主義で経済をやつてはおりませんで、相当計画性を持つております。御承知の通りに、われわれは、鉄鋼の三箇月計画によつてこれを合理化し、また合成繊維、石炭、電力等も五箇年計画を持つております。
○国務大臣(岡野清豪君) 福利施設につきましても個々別々にいろいろ施策をしておるはずでございます。 それから特別勤務手当のことも大蔵省と折衝中でありまして、多分成果を挙げる見込が立つておりますから、何とかなると、こういうような考えを以て仕事に当つております。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。御高見は一つの御卓見として私は謹聴いたします。併しこれは所管外のことでございますからその辺のところは一つそういうような方面を担当しておる大臣から責任のある御答弁をさしたいと存じます。
○国務大臣(岡野清豪君) 政府といたしましては、時期のズレはございますけれども、仲裁裁定を尊重してできるだけそれに副うような予算措置にした、こういうことでございます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申し上げます。 インフレ防止のために財政とか金融の諸政策がとられております上に、前古未曽有の災害が各地方に起つておりますので、そうでなくても困難の多い中小企業の金融に圧力がかかつて来るのではないかと懸念をいたしておる次第でございます。お説の不渡り手形の多いのも、あるいはその結果ではないか、こう考えております。
〔国務大臣岡野清豪君登壇〕
○国務大臣(岡野清豪君) 詳しい事情はよく存じませんから、詳しいところを局長から御答弁いたさせます。
○国務大臣(岡野清豪君) 今取寄せますから……。
○国務大臣(岡野清豪君) 昨日も申上げましたように我々といたしましては、国連の協力の範囲内におきまして、できるだけの日支貿易を進展さして行きたいという考えでやつておりますので、先般の協定は実現できるように推定いたす、こういう考えでおります。
○国務大臣(岡野清豪君) もう一度質問の御要旨を。
○国務大臣(岡野清豪君) その通りでございます。
○国務大臣(岡野清豪君) ええ、しましよう。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。 アルコール専売につきましては約二千万円の金が要るのでございますが、十月末の期末手当とか、超勤手当の残高が約二千五百万ございますから、これを振替えれば二千万円に行くという勘定になりますが、併しこれは当然又期末手当とか超勤手当というものを国会に御審議を願つて増して頂かなければいかんということです。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。先般の国会で中共貿易について御決議がありまして、その当時私もこれに対していいことだということを表明しておいたのでございますが、先般皆様方が中共においでになつて相当広範な協定をきめられて参りました。これは私、通商産業大臣として非常に喜ばしいとこう考えます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。 私就任以来、できるだけのことをしたいと思いまして禁輸品目の解除をたくさんしたことは、これはお認めと存じますが、あれ以来と申しますかあの過去、現在、将来ともああいう方向にどんどん進んで行きたいと思います。
〔国務大臣岡野清豪君登壇〕
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申し上げます。仲裁裁定の実施につきましては、十分その精神を尊重いたしまして、目下慎重に検討中でございます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。世の中の物事というものはそうとことんまで割切つてしまつてはいかんものじやないかと思います。契約というものは成るほど最後の土壇場に行きましたらそれは債権者が必ず債務者から物を取つてしまう、こういうふうに契約はできるものでございますけれども、併し円満に仕事がやつて行けておる間はそういうふうに私は極端なところまで行かんと思います。
○国務大臣(岡野清豪君) それは向うの例文にはそういうものがあつたらしいのです。そして併し我々の憲法はそういうものでないということを説明して、向うは良識に訴えてそれならそれでよろしいということになつたわけであります。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。 仲裁裁定の実施につきましては、その精神を十分尊重いたしまして、(笑声)目下慎重に検討中でございます。 〔国務大臣塚田十一郎君登壇、拍手〕
〔国務大臣岡野清豪君登壇〕
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申し上げます。御説のように、東南アジアはわが国の貿易上非常に重要なパーセンテージを占めておりまして、たとえて申しますれば、本年の一月から八月までにおきまして、輸入は総額の二八%、三億八千万ドルになつております。また、輸出は総額の四〇%で三億二千万ドルになつております。今後わが国の貿易の市場といたしましては、最も重要視せねばならぬところであります。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。 在来の中小企業界の状態から判断いたしますと、経済界の変化によりまして中小企業がその経営上或る程度の影響を受けるのは、これはどうも今までの情勢上否定し得ないところであります。政府といたしましては、このために中小企業協同組合法及び中小企業安定法の適切な運用と、有効な中小企業金融対策の実施によりまして、極力これが軽減に努力をしておる次第でございます。
○国務大臣(岡野清豪君) 中小企業の年末金融につきましては、ただいま大蔵大臣からるる御説明がございましたので、私の申し上げることはございませんけれども、所管大臣といたしまして申し上げますれば、現在の経済情勢から見ますれば、中小企業にある程度の経営上の圧迫が加重される、これは見のがすことのできない事実と私は見ております。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申し上げます。ただいま外務大臣から答えました点でけつこうだと思いますけれども、通産大臣の立場といたしましてお答え申し上げます。 御承知の通り、この国会で中日貿易に対しましてはこれを促進するという御決議がございましたので、政府といたしましては、鋭意努力いたしまして、九月以降三回にもわたつて、今まで禁輸しておりました品目の解除を行いました。
〔国務大臣岡野清豪君登壇〕
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。私はこのインフレ防止のために日銀あたりで考えておること、これはまあこの金融政策の面、いわゆる純金融政策の面から考えておるのであります。
○国務大臣(岡野清豪君) 信用保険の問題を十三号台風にどうするかというお話でございます。これは政府が、議員立法であつたのですが、今度は政府提案で十三号台風も加えることにして提案をしたが、法案だけ見たのですが、たしか提案をしておるはずでございますから、ほどなく御決定を頂けることとなつております。それから中小企業の利子補給は同じような状態になつております。
○国務大臣(岡野清豪君) 昨日私が出席をよういたしませんことは、特にお詫び申上げます。殊に藤田さんからいろいろお話がございましたが、遂にどうしても出られませんで、どうも失礼をいたしました。無論通産委員会と私どもとは一心同体になつて国政をやつて行かなければならん立場にありますので、できるだけ長い時間出さして頂きまして、皆さんがたの御指導を受けようということは、私勿論考えております。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。これはまあ御承知の通りに大きな国策から考えまして、我々は今どういう立場に置かれておるかと、こう考えますと、やはり我々は自由主義国家群が一団になつて世界の平和を求めて行こうじやないか、こういうようなことになつております。そういう国家群と歩調を合せて商売のほうもして行くということは止むを得ないことじやないか、こう考えております。
○国務大臣(岡野清豪君) お答え申上げます。日本の輸出貿易が伸展しませんところの二つの原因は、対外的に十分なる商権を発動させることのできないいろいろな隘路があるということと、対内的には日本の物価が高過ぎる、こういうこと、これが二つ、内外揃つて悪い条件でございます。